事業資金を銀行で借りるなら長期借入がお勧め!その理由を知ろう

事業資金は、無くなると会社が運営できなくなるわけですから、とても大切なものですよね。しかし、十分に資金があって何が起きても対応できるというほど順調な経営を続けている会社が、どれほどあるでしょうか。例えば季節によって売れ行きに差があったりするような会社は、季節によって資金が十分にある時とそうでない時が出てきます。また、ボーナス時期になると資金が心配になるといったこともあるかもしれませんね。

そんなとき、自社だけで何とかすることはできませんので、銀行などから借り入れを行うのが一般的です。事業資金の借り入れを行う場合、借り方としては大きく分けで二つあります。一つが短期借入、もう一つが長期借入です。これは返済期間によって分けられており、返済期間が一年を超えると長期借入となります。

短期借入には、長期借入よりも利率が低いというメリットがあります。そのため、多くの企業が利率の低さから短期借入を選んでいます。しかし、実際のところ、短期借入を利用して、その後返済し、また新たな借入をするという形になっていることが多いのが事実です。つまり、短期借入を繰り返しながら、借り換えを行っているようなものですね。

しかし、この短期借入にはデメリットもあります。それは、事務管理が難しくなることと、一回の返済額が高くなってしまうことです。また、一番問題なのが、銀行がいつまでも融資に応じてくれるかどうかわからないということです。資金繰りが悪化した時ほど融資に頼りたいものですが、そのような時はお金がより借りにくくなるものです。それは、貸したお金を返済してもらえないかもしれないからです。また、銀行の経営状態によっても借入のしやすさは左右されます。

そう考えると、短期借入は確かに金利は低いかもしれませんが、長期的な目線で見た時には長期借入の方が安定して資金を得ることができるのがおわかりいただけるのではないでしょうか。長期借入の場合、その期間は借りられないということがありませんから、資金繰りに困らずに済みます。

さらに、返済額が固定されるので、管理がしやすくなるということもメリットですね。短期借入の場合は一回の返済額が大きくなり、負担が大きくなるものですが、長期借入なら毎月返済という形になるので、返済の面から見ても負担が少なくて済むと言えるのです。以上のように、事業資金を借入したい場合、一番問題となるお金が借りられなくなるかもしれない可能性を考えても、長期借入の方が安定した経営に繋がると言えますね。

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